火災に遭った家の片付けについてお調べですね。

通常の家の片付けと違い、火災後の家の片付けは大変な作業です。

しかも火災にあうと仮住まいの確保や家財の購入など、余計な費用負担が発生します。

火災後の片付け作業は少しでも楽に、安く済ませたいと思っているのではないでしょうか。

片付け費用を抑えるには、コツがあります。

少しでも自分で作業をすることや火災保険を利用する方法などです。

本記事では火事にあった家の片付け手順や全焼した場合にすべきこと、さらに片付け費用を抑える方法について詳しく解説しています。

火災後の片付けについて知りたい方はぜひご参考にしてください。

１．まずここから！火災後の片付けを行う前にやるべきこと

火災にあうとショックが大きく、何から手を付けていいのか分からなくなってしまう人もいるでしょう。

火災後には後片付けをしますが、その前にすべきことがあります。

ここでは、片付けをする前に行うべき必要な事柄を説明していますので、一つずつ落ち着いて行ないましょう。

（１）罹災証明書を取得する

火災にあったらまずは罹災証明書を取得します。

火災後片付け前に罹災証明書を取得すれば、自治体からの減免や支援の手続きや保険金の請求を行えるので忘れず行いましょう。

罹災証明書とは火災にあったことを証明してくれるものです。

火災の消火活動を行ってくれた消防署で必要事項を記入し、捺印すると発行してもらえます。

ただし必要事項を記入したらすぐにその場で発行されるものではありません。

罹災証明書の発行には1週間～2週間必要です。

このため火災後すぐに罹災証明書を取得するとよいでしょう。

（２）保険会社へ連絡する

罹災証明書を取得したら次に保険会社へ連絡します。

火災保険に加入しているのであれば、忘れずに火災保険の保険を請求をしましょう。

保険会社に出向く必要はありません。

多くの保険会社はインターネットからでも保険の請求は可能です。

保険会社へ他再保険の請求をしたら担当者が火災の状態を確認・調査を行います。

その後被害金額が算定され保険金が決定し、保険が下りるという流れになっているのです。

火災保険に入っているのに申請を忘れると受けとれるはずの保険金を受け取れません。

火災保険に加入している場合は、保険会社へ連絡しましょう。

（３）ライフラインを停止する

保険会社に連絡した後はライフラインを停止します。

火災の範囲が大きなものだった場合、ライフラインが使えない状態です。

ガスだけは消防署から火災の通報があれば停止されます。

しかしガス以外のライフラインは火事にあったからといって勝手に停止してくれることはありません。

火災によって使えない状態なのに料金を支払うのはもったいないので、電話、電気、水道などのライフラインを一時的に停止してもらいましょう。

（４）近隣住民へのお詫びをする

ライフライン停止の連絡をしたら近隣住民へのお詫びをします。

火災の範囲が大きなものだった場合近隣にも迷惑をかけているので、火災後の片付けをする前に行いましょう。

消火活動によって近隣にも消火剤がまかれ水に濡れる被害や、近隣の家や建物が延焼被害を被っている場合もあります。

火災が故意でなかったとしても火元が自分の家だった場合、近隣住民に迷惑をかけた事実は変わりありません。

火災の片付けをする前のできるだけ早い時期に、近隣住民にお詫びをしましょう。

２．火災にあった家の片付け手順を解説！

火災にあった後、罹災証明書の取得、保険会社根の連絡、ライフラインの停止や近隣へのお詫びが済んだら家の片付けを行います。

ここでは火災後の家の片付け手順を説明。

火災後の片付けは通常の片付けとは手順は異なるので、スムーズな片付けのためにも手順通りに行っていきましょう。

手順１．清掃・消臭作業

火災後の家の片付けでは、まず清掃・消臭作業を行います。

火災後の家は煤掃除と煙・焦げた臭いの消臭が必要です。

ボヤ程度なら自分で清掃作業を行えますが、自分で火災後も片付け作業を行う場合、煤対策が必須になります。

家が火事になると壁や床が黒くなりますが、これが煤です。

煤は水拭きで簡単に落とすことはできません。

市販の洗剤やはたきやブラシを使って落としていくことになるでしょう。

また、煤は焦げ臭さの原因なので、煤を落とさないと家全体が火災後の煙ったような嫌な臭いのままです。

ボヤ程度の片付けでも自分で火災後の片付けを行うとなれば、膨大な時間と労力がかかります。

半焼や全焼の場合は自分の力で片付け作業を行うのは困難なので、業者の利用も検討すると良いでしょう。

手順２．燃えた家財の処分

火災にあった家の清掃・消臭作業をした後は、燃えた家財の処分をします。

火災によって燃えてしまった家具は使えないので、自治体の回収サービス、不用品回収業者、清掃業者などから処分方法を選択しましょう。

市販のゴミ袋に入る大きさなら燃えるごみの日に出せますが、大きなものは回収してもらえないので、自治体の回収サービスを利用する方法があります。

自治体のサービスは、居住地域の自治体によって異なるので、ホームページなどで確認しましょう。

自治体のサービスは利用できる日にちが限られています。

すぐにでも処分したいなら、不用品回収業者、清掃業者などを利用すると自分の都合に合わせて回収可能です。

燃えて使えなくなってしまった家財は自治体のサービスや業者を利用して処分しましょう。

３．火災で家が全焼した場合はどうすれば良い？

火災にあった場合の家の片付け手順について説明してきましたが、火災で家が全焼した場合、片付け手順は通常のものと変わってきます。

家が全焼すると何も残りません。

火災後の片付けも自分ではできないので業者に依頼することになるでしょう。

ここでは全焼した場合には何をすべきか詳しく解説しています。

（１）仮住まいを確保する

家が全焼したら、仮住まいを確保します。

とりあえず新しい家ができるまでの間の住まいです。

自治体に申し出て公営住宅に住まわせてもらう方法もあるでしょう。

また、近隣の不動産屋にアパートを探してもらう方法もあります。

公営住宅は市が管理しているので民間のアパートよりも安い賃料で借りられますが、運よく空いているとは限りません。

家が全焼したらとりあえず住む場所を確保するため、仮住まいを探しましょう。

（２）解体業者へ工事依頼する

仮住まいを確保したら、解体業者へ工事依頼します。

全焼した家を自分で片付けるのは不可能なためです。

全焼した家をそのままにしていると近隣に迷惑がかかると思い、すぐに業者に解体を依頼したいと思うでしょうが、まずは見積もりを取りましょう。

複数の業者から見積もりを取って、最適な解体業者を見つけて工事を依頼してください。

４．火災後の片付け費用を抑える４つの方法！

火災にあうと大切な家財道具など財産が燃えてなくなります。

火災後は、家に無残に残った燃えカスなどを片付ける作業、全勝の場合には家を解体する作業を業者に依頼することになるでしょう。

火災後は仮住まいの確保や家財道具を新しく買い揃えるなど、さまざまな費用が発生するので、片付け費用は少しでも抑えたいものです。

ここでは費用を抑えるの４つの方法を解説しています。

1つずつ、見ていきましょう。

方法１．可能な限り自力でやる

火災後の片付けは可能な限り自力で行います。

業者に片付けを依頼するとしても、できる限り自分で片付けをして業者の負担を減らしましょう。

自分で処分できるようなゴミは放置したままにせず、自治体のサービスなどを利用して廃棄します。

ゴミの処分は業者に依頼するより、自治体のサービスを利用した方が処分費用が安いです。

少しでも処分できるゴミを減らせば、片付け費用を減額できるでしょう。

火災後の片付けは可能な限り自力で行うと良いです。

方法２．業者に頼むなら相見積もりを取る

火災後の片付けを業者に頼むなら相見積もりを取ります。

相見積もりを取れば、各業者の片付け費用が比較可能です。

業者の対応も見られるので、悪い対応をする業者は省ける利点もあります。

安い費用を提示するところや対応の良い業者を選択するためにも、相見積もりを取りましょう。

また、以下の記事では家の片付けを業者に依頼するメリットについても紹介しています。

自分で家を片付けられるかどうか悩んでいる人は、こちらも併せてご確認ください。

家の片付け業者に依頼するメリットとは？費用や安心の業者選びを解説

方法３．火災保険を利用する　

片付け費用を抑えるため、火災保険を利用します。

火災保険が下りると、費用負担が抑えられるでしょう。

火災保険は担当者が火災の状況を調査したうえで、火災の算定を行い保険がおります。

火災後に片付けを行った後に保険会社に連絡をすると、火事の状況を調査できないので火災保険は下りません。

火災保険を利用するためには、保険会社への連絡手順を間違えないようにご注意ください。

方法４．補助金の申請をする

火災後の片付け費用を抑えるため、補助金の申請をします。

「火災残骸処理費用」の補助金制度を利用すると、経済的に助けとなるでしょう。

火災残骸処理費用は、ゴミ処理費用の一部または全額が補助金として支給されます。

火災保険と補助金の両方が利用できると、自分の費用負担が大幅に減額できるのです。

５．火災後の片付けは専門業者に依頼するのがおすすめ！

火災後の片付けは専門業者に依頼しましょう。

業者に依頼すれば、清掃からごみの処分まで必要な片付け作業を全て引き受けてもらえます。

火災後の片付けを全部自力で行えば、費用の負担を抑えることが可能です。

しかし、火災後は保険や補助金の申請や近隣へのお詫び、ライフラインの停止など、行うべきことがさまざまなあります。

そんな中、火災後の片付けを自力で行うのは精神的にも体力的にも大変です。

火災の具合にもよりますが、全焼となれば自力での片付けは無理なので業者に依頼することになります。

業者に依頼すれば、清掃・消臭・リフォーム・不用品の処分などを一手に引き受けてもらえるでしょう。

また、業者の選び方についてより詳しく知りたいという人もいるはずです。

以下の記事では、具体的な選び方のほかにも、出来るだけ安く依頼する方法についても紹介しているので、併せてご確認ください。

ゴミ屋敷の清掃業者はどう選ぶ？費用を抑えるポイントも紹介

６．【地域別】片付けを依頼できる清掃業者9選

こちらでは、片付けを依頼できる清掃業者を地域別にご紹介します。

どの清掃業者を選べば良いかわからない方は、まずはあなたが住んでいる地域の清掃業者をご確認ください。

地域別のゴミ屋敷の片付けを依頼できる清掃業者は下記の通りです。

• 【関東エリア】ブルークリーン
• 【関西エリア】エンディール
• 【九州エリア】特殊清掃プロスト
• 【東北エリア】クヨカサービス
• 【東海エリア】マルトニ
• 【中国エリア】こころテラス
• 【四国エリア】株式会社クリーンフォレスト
• 【北陸エリア】株式会社北陸遺品整理
• 【北海道エリア】株式会社ピースクリーン

1社ずつ見ていきます。

【関東・甲信越エリア】ブルークリーン

関東・甲信越エリアは、ブルークリーンです。

365日24時間営業しており、即日対応可能です。

また、国内で唯一の米国政府機関のガイドラインを取り入れた特殊清掃や除菌の技術を持っています。

相談者に寄りそうサービスで、「ブルークリーンさんに任せてよかった」という口コミも多いです。

• 会社名：ブルークリーン株式会社
• 所在地：〒144-0047　東京都大田区萩中1-6-10フェニックス糀谷1F
• 対応エリア：関東・甲信越
• 受付時間：年中無休
• 電話番号：0066-9801-0500889
• 会社詳細ページ：https://www.recovery-aoao.jp/partners/890

【関西エリア】エンディール

関西エリアはエンディールです。

24時間365日営業しているので、いつでも相談できます。

急を要する方には即日で対応してくれるのも強みです。

ゴミ屋敷の清掃実績を多く持つエンディールを、安心してご利用ください。

また、精神的な原因で片付けができなくなった人に関しては、心理カウンセラーがカウンセリングサービスをしてくれることもエンディールの特徴です。

ゴミ屋敷でよくある捨てられない不安感を解消してくれます。

• 会社名：エンディール
• 所在地：〒540-0035　大阪府大阪市中央区釣鐘町1-5-9-504
• 対応エリア：大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県
• 受付時間：8:00~20:00　年中無休
• 電話番号：0120-77-2345
• 会社詳細ページ：https://endeal.net/

【九州エリア】特殊清掃プロスト

九州エリアは特殊清掃プロストです。

24時間365日対応のため、即日で対応してもらえます。

特殊清掃プロストは、ゴミ屋敷のような特殊な環境での片付け・消臭・清掃を専門としています。

さらに秘密厳守を徹底してくれるので、安心してご利用できます。

見積もり無料のため、気軽に相談してみてください。

• 会社名：PROST（プロスト）
• 所在地：〒811-2113　福岡県粕屋郡須恵町大字須恵1066-8
• 対応エリア：福岡県・佐賀県・大分県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県
• 受付時間：年中無休
• 電話番号：0120-947-048
• 会社詳細ページ：https://prost-japan.com/

【東北エリア】クヨカサービス

東北エリアはクヨカサービスです。

24時間365日対応で、無料で見積もりをとってくれます。

さらに、見積もり後の追加請求もない明瞭会計で安心です。

クヨカサービスでは、専任スタッフ制を採用して依頼者との認識のズレをなくし、トラブルを防ぎます。

福祉施設や行政からのゴミ屋敷清掃の実績もあり、経験豊富な業者と言えます。

• 会社名：クヨカサービス(C’yoka service)
• 所在地：〒984-0831　宮城県仙台市若林区沖野2丁目10-64
• 対応エリア：宮城県、福島県、岩手県、山県県の一部エリア
• 受付時間：9:00～20:00　年中無休
• 電話番号：0120-505-777
• 会社詳細ページ：https://cyoka-s.com/

【東海エリア】マルトニ

東海エリアは、マルトニです。

24時間365日対応で、LINEでも問い合わせできます。

特殊な薬剤を使用した徹底的な消臭は、同業者が施工した後に相談が来るほどの腕前です。

清掃・消臭を完璧に行ってくれるので、安心してご利用ください。

また、ゴミ屋敷だけでなく、多数のペットを飼育したことにより汚れた、猫屋敷にも対応しています。

多数の実績を持つマルトニに、ぜひ一度ご相談ください。

• 会社名：マルトニ
• 所在地：〒455-0884　愛知県名古屋市港区七反野1丁目2202
• 対応エリア：愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の一部・滋賀県の一部
• 受付時間：年中無休
• 電話番号：0120-59-0102
• 会社詳細ページ：https://www.marutoni.com/

【中国エリア】こころテラス

中国エリアはこころテラスです。

24時間年中無休で対応してくれます。ゴミ屋敷の写真をLINEで送るだけの、スピード見積もりもできます。

こころテラスは、清掃業者が断るほど汚れたトイレやお風呂なども清掃できる、片付け・特殊清掃のプロです。

また、テレビや新聞などにも取り上げられるだけの、知名度と実績を持っています。

猫屋敷・犬屋敷など、特殊な状況でも清掃できるこころテラスに、ぜひ一度ご相談ください。

• 会社名：こころテラス
• 所在地：〒731-5127　広島県広島市佐伯区五日市5-7-13
• 対応エリア：広島県・山口県・岡山県・鳥取県・島根県
• 受付時間：24時間　年中無休
• 電話番号：0120-927-383
• 会社詳細ページ：https://www.cleaning-business.jp/

【四国エリア】株式会社クリーンフォレスト

四国エリアは株式会社クリーンフォレストです。

訪問見積もり無料のため、気軽に問い合わせできます。また見積もり後の追加料金も、一切発生しないので安心です。

クリーンフォレストは、家に関するすべての相談を受け付けています。

脱臭マイスターなどの特殊清掃関連の資格を持ち、特殊な環境の清掃実績を数多く持っています。

ゴミ屋敷でお悩みの方は、信用第一を掲げているクリーンフォレストに、ぜひ一度ご相談ください。

• 会社名：株式会社クリーンフォレスト
• 所在地：〒799-0103 愛媛県四国中央市川之江町余木569番地
• 対応エリア：愛媛県・香川県・徳島県・高知県
• 受付時間：8:00～20:00　年中無休
• 電話番号：0120-600-115
• 会社詳細ページ：https://cleanforest.net/

【北陸エリア】株式会社北陸遺品整理

北陸エリアは株式会社北陸遺品整理です。

携帯やスマートフォンで撮影した写真をメールするだけで、無料で見積もりしてくれます。

忙しい方はご利用いただくと良いでしょう。見積もり後の追加請求もありませんので、ご安心ください。

ゴミ屋敷の清掃では、資格を持った専門スタッフが全て対応してくれます。

また商品価値がある物の買取や、国内外への寄付などで、清掃費用を最小限にしてくれるのも魅力です。

• 会社名：株式会社北陸遺品整理
• 所在地：〒910-0125　福井県福井市石盛1丁目509番地
• 対応エリア：福井県
• 受付時間：8:00～20:00 年中無休
• 電話番号：0776-76-3268
• 会社詳細ページ：https://hokuriku-ihin.com/

【北海道エリア】株式会社ピースクリーン

北海道エリアはピースクリーンです。

特殊清掃の優良事業所として表彰されるほど、清掃に定評のある業者です。

また脱臭マイスターなど、特殊清掃に関する資格も持っています。

数多くの清掃実績と専門知識を持っているため、安心してご利用できます。

ゴミ屋敷でお悩みの方は、ぜひ一度ピースクリーンにご相談ください。

• 会社名：株式会社ピースクリーン
• 所在地：〒065-0026 北海道札幌市東区北26条東7丁目3-12
• 対応エリア：北海道（一部エリアを除く）
• 受付時間：8:00～17:00（日曜日定休）
• 電話番号：011-712-0090
• 会社詳細ページ：https://peaceclean.net/

まとめ

自宅が火災にあったら片付けをする前に、罹災証明書の取得や保険会社への連絡、ライフラインの停止などを行います。

火災後の家の片付けはできる限り自分で行えば業者に片付けを依頼した際の費用を抑えることが可能です。

家がボヤ程度の火事であれば、清掃や消臭、家財の処分などすべて自力で行うこともできるでしょう。

ただし家が全焼した場合には片付けの前に仮住まいの確保、その次に解体業者への工事依頼も必要です。

少しでも火災後の片付け費用を抑えるにはできる限り自力での片付け、火災保険の利用や補助金の申請を行いましょう。

自力で火災後の片付けをするのは大変です。

業者に片付けを依頼すれば、清掃からごみの処分まで一手に引き受けてくれます。

火災後の片付けは自力では難しいと思っているなら、ぜひ業者の利用を検討してみてください。