実家の遺品整理をする4ステップを解説! ポイントを押さえてスムーズに遺品整理を進めましょう

「両親が亡くなった実家をどうやって遺品整理したらいいのかな」と悩んでいませんか。

両親が長年生活していた実家には、物が多く、どこから手をつけたらいいのか悩んでしまうことが多いです。

また、遺品整理には相続が関わってきますので、適切に対応しないと相続人や親族とトラブルになってしまうかもしれません

今回の記事では、実家の遺品整理の進め方についてお伝えしていきます。

遺品整理を行う前に確認しておくべきことについてもお伝えしますので、相続トラブルを回避してスムーズに遺品整理することができるでしょう。

遺品整理の進め方や注意するべきことを知っておき、遺品整理を円滑に進めていきましょう。

1.実家の遺品整理を始めるタイミングとは?

実家の遺品整理を始める3つのタイミングの説明

遺品整理を始めるタイミングは決まっていませんが、次の3つの時期をおすすめします。

  • 葬儀・四十九日後
  • 気持ちの整理ができてから
  • 相続の話し合いが落ち着いてから

両親が亡くなった場合、葬儀や供養、死亡後の手続きなどしなければいけないことがたくさんあり、慌ただしくなりやすいです。

さらに遺品整理を始めると、両親がいない現実に向き合わなければいけませんので、心理的に辛くてうまく進まないことも。

スムーズに実家の遺品整理を進めるためにも、良いタイミングで遺品整理を始めましょう。

どの時期が良いのかを詳しくお伝えしていきます。

(1)葬儀・四十九日後

実家の遺品整理を始めるなら、葬儀や四十九日など、供養の区切りがついて遺族が落ち着くタイミングをおすすめします。

他の親族に相談せずに独断で遺品整理を行ってしまうと、トラブルになりかねないからです。

例えば、形見分けしようと親族が考えていた遺品を誤って捨ててしまったり、高額な価値のある遺品を勝手に持ち出したと疑われたりすることが考えられます。

葬儀や四十九日の法要には、親族が多く集まるため、遺品整理で処分するものなどについて相談しやすいでしょう。

さらに、四十九日は、故人を偲ぶ法要などが一通り終了し、遺品整理する時間を調整しやすくなる時期です。

遺品整理を始めるなら、法要の区切りとなり、遺族が落ち着く時期である葬儀後や四十九日後もひとつの良いタイミングと言えるでしょう。

(2)気持ちの整理ができてから

実家の遺品整理を始めるなら、両親が亡くなったことの気持ちの整理ができたと自分が思うタイミングでも良いです。

両親だけでなく、親族が亡くなると、葬儀や法要だけでなく、しなければならない手続きがたくさんあります。

死亡後の手続きは、自治体で行う死亡届や、住んでいた実家の電気や水道の停止、年金や保険など多くあり、実家の片付けまでなかなか時間が取れないものです。

さらに、手続きが落ち着いてもまだ気持ちの整理がついていないかもしれません。

気持ちの整理ができていない状態で遺品整理しても、遺品整理で故人との思い出を振り返り、なかなか片付けが手につかないことも考えられます。

遺品整理はもちろん大切ですが、無理はせずに、気持ちの整理ができてから始めるといいでしょう。

(3)相続の話し合いが落ち着いてから

遺品整理は、相続の話し合いが落ち着いてから始めるのも一つの良いタイミングと言えます。

遺品整理するものには、相続の対象となる財産や貴重品などが含まれているからです。

例えば、相続の話し合いを行い、どのような財産を故人が保有していて、誰が引き継ぐのかなど、おおよそ決めてからのほうが遺品整理もスムーズです。

また、相続にあたっては、故人名義の土地や建物、銀行口座など、どのくらいの価値があるものなのか調査する必要があります。

遺品整理は、相続の準備にもなりますので、遺品整理するなら親族で相続の話し合いがある程度落ち着いてから進めるといいでしょう。

なお、相続の意思決定は相続の開始を知ってから3か月以内に行う必要があるため、遺品整理を先延ばし過ぎないように注意しましょう。

2.実家の遺品整理を始める前に確認するべきこと!

実家の遺品整理を始める前に確認すべき5つのことの説明

実家の遺品整理を始める前に、確認しておいてほしいことは、次の5つです。

  • 相続人は誰か
  • 相続放棄しないか
  • 遺言状やエンディングノートはないか
  • 貴重品(相続財産)やリース品はないか
  • 他の親族の了承は得ているか

遺品整理には相続が大きくかかわるため、確認が十分にできていないと相続トラブルとなる可能性があります。

また、本来捨ててはいけない貴重品やリース品を処分してしまうと、せっかくの故人の財産を失ったり、リース品の弁償など不要な支払が発生してしまいます

実家の遺品整理を始める前に、以下のことを今一度確認しておきましょう。

(1)相続人は誰か

遺品整理を始める前には、相続人が誰か確認しておきましょう。

遺品整理で処分するものは、基本的には相続人が受け継ぐ予定の相続財産となるため、相続人以外が勝手に遺品整理することはトラブルの元となるからです。

例えば、相続人以外の親族が勝手に価値のある絵画を捨ててしまうと、本来相続するはずだった相続人の財産を勝手に捨ててしまったことになります。

遺品整理を行う前に、相続人が誰であるか確認しておくことが大切です。

また、相続人が誰であるか確認しておくと同時に、できれば遺品整理は相続人が全員で行うことがトラブルの回避につながるでしょう

全員での遺品整理が難しい場合には、捨てるものと捨てないものの判断基準を事前に相談して全員で了承しておくと安心です。

また、相続人が一人で遺品整理を行うとトラブルとなりやすいので、複数で行うことをおすすめします。

(2)相続放棄しないか

遺品整理の前に、故人に借金があったなどの理由で、遺品整理する親族が相続放棄することになっていないか確認しましょう。

相続放棄とは、預貯金や不動産などのプラスの遺産だけでなく、借金やローンなどのマイナスの資産も、一切受け継がないことです。

相続放棄は、家庭裁判所に申し立てる事が必要ですが、遺品整理によって相続財産を処分してしまうと、相続を承認したとみなされてしまいます

例えば、写真や手紙などは資産として価値がないもので形見分けとして遺品整理できる場合が多いですが、自動車や高価なアクセサリーなどは注意しなければいけません。

また、遺品整理だけでなく、実家を解体したり売却したりしても、相続財産を処分したとして相続を承認したとされるので注意しましょう。

(3)遺言状やエンディングノートはないか

遺品整理を行う前に、故人の遺言状やエンディングノートはないか確認しておきましょう

特に、遺言状は、故人が相続の希望について書いた、法的効力を持った重要な書類だからです。

例えば、相続人が全員で相続財産の配分を決めたとしても、遺言状に書かれている内容が優先されます。

また、エンディングノートには故人の相続への希望や、相続人へのメッセージ、相続財産の一覧などが書かれていることが多いです。

遺言状もエンディングノートも、遺品整理を行う上で非常に重要な書類といえます。

遺品整理を始める前に、遺言状やエンディングノートがないかどうか、確認しておきましょう。

なお、自宅で遺言状を発見した場合、勝手に開封してはいけません。

家庭裁判所で「検認」という手続きを行う必要がありますので、注意しましょう。

(4)貴重品(相続財産)やリース品はないか

遺品整理を行う前に、実家に貴重品(相続財産)やリース品はないか、確認しておきましょう。

相続財産となる貴重品やリース品を処分してしまうと、後からトラブルとなってしまうからです。

遺品整理するものは基本的には相続人が引き継ぐことになりますので、相続財産を勝手に処分したり形見分けしたりすることはよくありません。

また、実家にリース品があった場合、勝手に処分してしまうとリース会社から弁償を求められます。

さらに、リース契約を解約せずにいると、リース料金を支払し続けなければいけません。

レンタルしていた介護ベッドや車いす、インターネット回線を利用するためのモデムなど、遺品整理の前に確認しておき、誤って捨てないように注意します。

物が多い実家の場合、捨てるものと捨てないものの区別に時間と労力がかかり、判断力が鈍ってしまう可能性もあります。

遺品整理の前に、捨ててはいけない貴重品やリース品がないか、確認しておきましょう。

(5)他の親族の了承は得ているか

遺品整理を行う前に、他の親族の了承が得られているか確認しましょう。

了承を得ずに勝手に遺品整理を始めてしまうと、トラブルとなる可能性が高いからです。

例えば、遺品整理で不用品を処分した場合に、「故人の通帳が見当たらない。勝手に持ち帰ったのではないか」と疑われる危険性があります。

また、「故人との思い出の品なので形見分けしてほしかったのに、勝手に処分されてしまった」と恨まれてしまうかもしれません。

特に、思い出の品は買い戻すことができませんので、慎重に対応しなければいけません。

なお、遺品整理の了承は、相続人だけでなく、他の親族からも得ておくといいでしょう。

「遺品整理を行うこと」を相続人や親族に伝えて、「どのようなものを処分するのか、どのような方針で行うのか」を話し合っておきましょう。

3.実家の遺品整理をする4ステップ!

実家の遺品整理をする4つのステップの説明

これからは、実際に遺品整理を進める方法についてお伝えしていきます。

実家を遺品整理する時には、次の方法で進めましょう。

  • 必要なものと不要なものを分別する
  • 不用品を処分する
  • 部屋の清掃をする
  • 遺品を保存・売却する

実家は両親が長く生活してきた場所ですので、物が多く遺品整理が大変な場合が多いです。

また、効率よく行わないと、遺品整理に何か月も掛かってしまう場合もあります。

実家の遺品整理をスムーズに進める方法について、これから詳しくお伝えしていきます。

ステップ1.必要なものと不要なものを分別する

まずは、実家にある荷物を、必要なものと不要なものに分別しましょう。

保険証書や年金手帳、預貯金の通帳や権利証券は、重要な書類というだけでなく、相続で必要となる場合も多いので、早めに見つけておくとスムーズです。

宝石や金などの貴金属だけでなく、預貯金の通帳や印鑑、クレジットカードや保険証券など、先に必要なものを探して保管しておきましょう。

その他の必要なものには、故人の思い出の品や形見分けするもの、写真や手紙などが挙げられます。

必要なものか迷う場合には、捨てずにいったん保留にしておきましょう

保留とした遺品をまとめておき、期間を空けてもう一度判断してみると、冷静に判断しやすいです。

残しておくものは、誰がどこで保管するのか、しっかり決めておきましょう。

もし残したいものが多すぎて保管できない場合には、写真を撮って残す方法を検討します。

ステップ2.不用品を処分する

必要なものと不要なものの分別が終わったら、不用品を処分していきましょう。

不用品を処分しておくことで、実家をすっきり整理整頓できますし、仕分けしたものを保管しておくスペースを確保することができます

価値のある不用品であれば、形見分けしたり、リサイクル業者に買い取ってもらったりする方法を検討するといいでしょう。

また、壊れてしまっているものや、粗大ごみなどは、不用品回収業者に引き取ってもらったり、ゴミの処分場へ直接持ち込むことで処分できます。

自治体が回収する燃えるごみや不燃ごみとして処分する場合は、回収してくれる曜日や、ゴミの分別方法を確認しておきましょう。

また、回収場所に大量のゴミ袋を置いておくと、回収車に入りきらずに回収してもらえない場合もありますので、計画的に処分しなければいけません。

大量の不用品を処分する場合には、不用品回収業者を利用したり、ゴミの処分場へ直接持ち込むことで効率よくゴミを処分できます。

ステップ3.部屋の清掃をする

不用品を処分して実家の荷物が片付いたら、部屋の清掃をしましょう。

両親が最後に暮らしていた実家を綺麗にすることで、故人を偲び、気持ちを整理することに繋がります。

また、賃貸住宅であれば、引き渡しもありますので丁寧に清掃しましょう。退去時に通常使用していたよりも酷い汚れがあった場合、清掃費用を請求される可能性があります

そのほか、実家の売却を考えているなら、部屋を掃除すると同時に、修復しなければいけない場所がないか確認しておくといいです。

部屋を掃除する時は、ホコリを吸い込まないようにマスクを着用し、怪我を防止するために手袋を使用します。

掃除は、天井や照明などの高い場所から始め、棚、床と順に低い場所を綺麗にする方法がおすすめです。

両親が亡くなった後の実家をどのようにするのか、相続人と話し合いながら、実家を清掃しましょう。

ステップ4.遺品を保存・売却する

不用品を処分して清掃が終わったら、残しておいた遺品を保存したり売却したりします。

遺品を保存したり売却する場合には、後からトラブルとならないように、売却前に親族間で相続について話し合いをしておいてください。

遺言状があった場合には、遺言状の内容に従う必要がありますので注意してください。

遺品を売却する場合には、相続人全員が納得してから売却するといいでしょう

形見分けとして遺品を保存しておく場合には、誰がどの遺品を引き継いだのか分かるようにしておいてください。

なお、遺品が非常に高額で売却できたり、引き継いだ遺品が高価なものであったりした場合には、相続税の申告や納付が必要になってくる可能性があります。

税務署が行う納税相談や、相続税に詳しい税理士や弁護士に相談しておきましょう。

整理した遺品を保存したり売却することは、相続に関わってくるので慎重に行います。

4.面倒な実家の遺品整理は専門業者に依頼しよう!

遺品整理を業者に依頼する4つのメリットの説明

実家の遺品整理では、不用品の処分や清掃など、するべきことが非常に多く、時間と手間がかかってしまいます。

もし、実家の遺品整理を短期間で簡単に済ませたいなら、専門業者への依頼がおすすめです。

遺品整理業者は、遺品整理に関する実績やノウハウが豊富で、依頼者に代わって遺品整理をスムーズに行ってくれます。

遺品整理を専門業者に依頼するメリットは、次の4つです。

  • 親族間のトラブルを回避できる
  • 短時間で対応してもらえる
  • いつでも不用品の処分ができる
  • 遺品の買取も同時に依頼できる場合がある

遺品整理業者に依頼するメリットについて、詳しくお伝えしていきます。

メリット1.親族間のトラブルを回避できる

遺品整理業者に依頼すると、親族間のトラブルを回避できるメリットがあります。

遺品整理では相続財産を含めた財産を整理していくため、相続人一人や、親族だけで行うとトラブルになりがちです。

例えば、相続人一人だけで遺品整理を始めると、他の相続人から「遺品整理の時に勝手に通帳を持ち出した」といわれのない疑いをかけられるリスクがあります。

遺品整理業者に依頼すると、遺品整理に第三者が介入することになりますので、親族から財産を隠す疑いをかけられるなどのトラブルを回避することができます

また、遺品整理のプロが行うため、素人では見逃してしまいやすい貴重品を見つけることができますし、誤って重要書類を廃棄してしまうこともありません

遺品整理で親族間のトラブルが発生しづらいので、遺品整理業者への依頼がおすすめです。

メリット2.短時間で対応してもらえる

遺品整理業者に依頼するメリットには、短時間で対応してもらえることが挙げられます。

遺品整理業者は、遺品整理についてのノウハウが豊富で、片付けや清掃をスムーズに行うことができるからです。

また、遺品整理業者は不用品の分別や処分にも慣れており、実家の間取りや不用品の量に応じた人数で遺品整理を行っています。

そのため、親族が行うと何日もかかってしまう遺品整理を、数時間から数日で終わらせることができるのです。

遺品整理を相続人が集まって行うと、都合を合わせて行う必要があるため、どうしても日にちがかかります。

遺品整理業者であれば、リモートでの立会を実施していたり、立会不要で遺品整理を行っていたりしますので、相続人の都合に合わせて依頼できることもメリットです。

メリット3.いつでも不用品の処分ができる

遺品整理業者の場合、いつでも不用品の処分ができるので、遺品整理をスムーズに進めることができます。

相続人が不用品を処分する時は、ゴミの回収日を確認したり、ゴミを持ち込むための車両を準備したりしなければいけないため、遺品整理で発生した不用品をすぐに処分できません。

遺品整理業者なら、不用品を家から運び出してくれて、そのままトラックに載せて引き取ってもらえます。

遺品整理で発生した不用品をいったん実家に保管しておく必要がないため、ゴミの回収日や持ち込み方法などを考えずに不用品を処分することができるのです。

なお、業者が遺品整理で発生した不用品を処分するには、家庭から排出されたゴミの回収や処分を行うための「一般廃棄物収集運搬業」の許可を得ておく必要があります。

遺品整理を業者に依頼したいと考えている方は、一般廃棄物収集運搬業の許可を得ている業者かどうか、確認しておきましょう

メリット4.遺品の買取も同時に依頼できる場合がある

遺品整理業者の場合、遺品の買取も同時に依頼できる場合があります。

遺品整理業者のなかには、遺品整理と買取を同時に依頼できる業者も珍しくないです。

遺品整理で発生した不用品や貴重品を買い取ってもらう場合、いったん不用品や貴重品を保管しておかなければいけません。

また、買い取ってもらう貴重品などを買取業者に持っていかなければいけないため、非常に手間がかかってしまいます。

遺品整理業者が買取も同時に行ってくれるなら、手間がかからずにスムーズに遺品整理を行うことができるでしょう。

さらに、故人が生前に集めていたコレクションなど、家族が気付けなかった価値に遺品整理業者が気付いてくれる場合も多いのも、遺品整理を業者に頼むメリットと言えるでしょう。

5.悩むなら遺品整理業者に気軽に相談してみよう

遺品整理業者に相談するメリットの説明

「実家に物が多くて遺品整理が大変そう…」と悩んでいるなら、まずは遺品整理業者に気軽に相談してみることをおすすめします。

ほとんどの遺品整理業者は、遺品整理に関する相談や見積もりを無料で行ってくれるため、気軽に相談することができるのです。

実際に遺品整理業者に来てもらい、具体的な見積金額を提示してもらうことで、親族間で遺品整理について話し合う時にもスムーズに進むでしょう。

遺品整理にかけられる費用や時間は、それぞれ異なりますので、具体的な金額が分かることで、自分達で遺品整理を行うか、遺品整理業者に依頼するかを判断することができます。

また、複数の業者に相談や見積もりを依頼することで、実家の遺品整理の相場感を知ることができるため、相場から大きく外れた業者を選ばずにすむでしょう。

さらに、見積もり時の対応や見積もりの分かりやすさを比較することができるので、信頼できる遺品整理業者に依頼することができます。

なお、遺品整理業者へ依頼する時には、「一般廃棄物収集運搬業の許可」を得ているかどうか確認しておくことをおすすめします。

遺品整理で発生した不用品を処分する場合には、家庭から排出されたゴミの処分に必要な一般廃棄物収集運搬業の許可が必要であるからです。

必要な許可を得ていない業者の場合、不用品を高値で転売したり、不法投棄したりしてトラブルになる場合があります。

遺品整理業者を利用する時には、まずは気軽に相談や見積もりを依頼し、信頼できる業者に依頼するようにしましょう。

6.【地域別】遺品整理業者9選

国内のエリア別にみる遺品整理業者のまとめ

さて、ここまでのご説明で遺品整理業者の選び方がおわかりいただけたかと思います。

しかし、各地には多くの業者がいるため、どこを選べばいいのか迷うこともあるでしょう。

そこで、地域別に信頼できる遺品整理業者をご紹介します。

どの業者も当サイトが厳選した任せられる業者ばかりなので、安心してご相談いただけますよ。

それぞれのホームページでは、資格の有無や実際の作業事例の紹介が豊富に掲載されています。

見積もりや相談は無料でできるので、詳しく話を聞いてみましょう。

【関東甲信越エリア】ブルークリーン

ブルークリーン

ブルークリーンは東京に本社がある遺品整理業者で、遺品整理、ゴミ屋敷の片付けから特殊清掃まで幅広く請け負っています。

関東甲信越の広いエリアを対応していて、遠方の場合は立ち会いなしでの片付けも可能!忙しい方や離れて暮らす親の遺品整理もお願いできるのはうれしいポイントだと言えます。

また、部屋を明け渡す際の原状回復も行っているので、ひとり暮らしだった方の遺品整理と部屋の清掃も安心して任せられるのが大きな強みです。

古物商と産業廃棄物収集運搬業の許可を取得済みで、危険物の仕分け・処理も行っています。

スタッフの数が多く、女性スタッフも多数在籍しているので、親身に相談に乗ってほしいという方におすすめできます。

  • 会社名:ブルークリーン株式会社
  • 所在地:〒144-0047 東京都大田区萩中1-6-10フェニックス糀谷1F
  • 対応エリア:東京・神奈川・千葉・埼玉・群馬・栃木・茨城
  • 受付時間:年中無休
  • 電話番号:0066-9801-0500889
  • 会社詳細ページ:https://www.recovery-aoao.jp/partners/890

【関西エリア】エンディール

エクシア

エンディールは大阪府に本社があり、関西地方の2府4県を対象に営業しています。

遺品整理だけでなく生前整理も行っているため、終活をお考えの方・施設の入居前に片付けたいという方にもおすすめできます。

遺品整理士認定協会から認定書と感謝状が授与された他、古物商の許可を取得

家電リサイクル業も行っているので、まだ使える遺品はリサイクルとして活用できます。

不用品を海外に寄付するなど社会貢献活動に力を入れているのも、同社の大きな特徴です。

東京商工リサーチの「遺品整理業」調査において、「遺品整理・空き家片付けの受注件数」が2019年から2022年の4年連続関西地方でNO.1となっています。

実績が豊富な点も安心できる要素だと言えるでしょう。

  • 会社名:エンディール
  • 所在地:〒540-0035 大阪府大阪市中央区釣鐘町1-5-9-504
  • 対応エリア:大阪府・京都府・兵庫県・奈良県・滋賀県・和歌山県
  • 受付時間:8:00~20:00 年中無休
  • 電話番号:0120-77-2345
  • 会社詳細ページ:https://endeal.net/

【九州エリア】特殊清掃プロスト

特殊清掃プロスト

特殊清掃プロストは九州全域を対象に、遺品整理や特殊清掃、ゴミ屋敷の片付けなどを行っています。

同社の強みは「スピード対応」です。

親族が亡くなって早く家を片付けないといけない、孤独死していて悪臭が漂い近所に迷惑をかけているという時でも、プロストは年中無休、24時間対応しています

遺品の片付けから不用品の処分、シミの除去や腐敗臭の消臭、賃貸物件の原状回復まで一貫して頼めるので、お困りの方はぜひ相談してみるといいでしょう。

遺品整理士の有資格者が在籍し、女性スタッフも多いのも強みのひとつです。

きめ細やかな対応で、安心して任せられますよ。

  • 会社名:PROST(プロスト)
  • 所在地:〒811-2113 福岡県粕屋郡須恵町大字須恵1066-8
  • 対応エリア:福岡県・佐賀県・大分県・長崎県・熊本県・宮崎県・鹿児島県
  • 受付時間:年中無休
  • 電話番号:0120-947-048
  • 会社詳細ページ:https://prost-japan.com/

【東北エリア】クヨカサービス

クヨカサービス

クヨカサービスは仙台市に本社があり、東北地方を中心に遺品整理業を営んでいます。

遺品整理士の資格を持つスタッフが在籍し、遺品整理士協会から「優良事業所」の認定を受けているプロ集団です。

また、リサイクルやリデュース、リユースの3R活動にも力を入れています。

遺品の中でもまだ使えるものは買い取りし、転売できないものは海外に輸出するなど廃棄する量を抑える努力をしている点が特徴です。

手元に残さないと判断した遺品を大切にする気持ちの表れだと言えるでしょう。

遠方で現地に来られない方や忙しくて時間がない方にも丁寧に対応しています。

料金体系が明確で、基本料金の中に遺品の仕分け費用や廃棄物処理費、水まわり清掃費がすでに含まれています

そのため、他社と比較してもかなりお手頃価格で利用できるところがメリットだと言えます。

  • 会社名:クヨカサービス(C’yoka service)
  • 所在地:〒984-0831 宮城県仙台市若林区沖野2丁目10-64
  • 対応エリア:宮城県、福島県、岩手県、山県県の一部エリア
  • 受付時間:9:00~20:00 年中無休
  • 電話番号:0120-505-777
  • 会社詳細ページ:https://cyoka-s.com/

【東海エリア】マルトニ

マルトニ

遺族に寄り添った遺品整理が評判で、遺品の仕分け、遺品の探索など遺族が納得できるまで対応しています。

過去の実績は1,000件以上!

遺品整理優良事業所認定、古物商許可、一般廃棄物収集運搬業許可、解体工事業の許可を取得している優良企業です。

特殊清掃が必要な家屋やネコ屋敷の清掃なども、臭いがなくなるまで徹底して実施しています。

そのため、他社で解決できなかった臭い問題が解消できたというケースが多く見られます。

見積もりの段階で作業費用の内訳の説明があるので、不安なく依頼できるのが大きな強みだと言えるでしょう。

  • 会社名:マルトニ
  • 所在地:〒455-0884 愛知県名古屋市港区七反野1丁目2202
  • 対応エリア:愛知県・岐阜県・三重県・静岡県の一部・滋賀県の一部
  • 受付時間:年中無休
  • 電話番号:0120-59-0102
  • 会社詳細ページ:https://www.marutoni.com/

【中国エリア】こころテラス

こころテラス

介護事業を運営していた同社では、利用者から家族の死後に遺品整理の相談を受けたことをきっかけに遺品整理事業をスタートさせました。

遺品整理や特殊清掃はもちろんのこと、生前整理や空き家整理など生前から死亡後に至るまでの相談、介護と連携したサービスがトータルで受けられるのが大きな強みです。

古物商の許可、リサイクル家電の廃棄運搬許可を取得しているので、不用品の買い取りや家電製品のリサイクルなども任せられます。

遺族が遠方にいる場合は、不在での見積もり、清掃後の画像を送付して確認といった対応を取っています。

遺族が引き取りたい遺品があれば、遠方への送付も行っているので離れて暮らす家族にとって安心できますね。

  • 会社名:こころテラス
  • 所在地:〒731-5127 広島県広島市佐伯区五日市5-7-13
  • 対応エリア:広島県・山口県・岡山県・鳥取県・島根県
  • 受付時間:24時間 年中無休
  • 電話番号:0120-927-383
  • 会社詳細ページ:https://www.cleaning-business.jp/

【四国エリア】株式会社クリーンフォレスト

株式会社クリーンフォレスト

株式会社クリーンフォレストは、四国全域を対象に遺品整理を行っています。

リフォームや塗装、新築といった家屋に関する業務を行ってきた業者なので、家まるごとの相談ができるのが強みです。

遺品整理や特殊清掃では、単なる片付けに終わらず原状回復や消毒、消臭なども対応可能

特に最新の脱臭機を使用して消臭を行うので、遺族ですら近づけなかったという家がきれいになったと好評です。

仕分けや相談には経験豊富なプロが担当し家具の片付けや処分にも対応しているので、終活・生前整理の依頼も増えています。

何から手をつけていいのかわからないという場合は、ぜひ相談してみてください。

ホームページには多くの事例が掲載されているので参考にするといいでしょう。

  • 会社名:株式会社クリーンフォレスト
  • 所在地:〒799-0103 愛媛県四国中央市川之江町余木569番地
  • 対応エリア:愛媛県・香川県・徳島県・高知県
  • 受付時間:8:00~20:00 年中無休
  • 電話番号:0120-600-115
  • 会社詳細ページ:https://cleanforest.net/

【北陸エリア】株式会社北陸遺品整理

株式会社北陸遺品整理

北陸遺品整理では遺品整理士の資格や事件現場特殊清掃センターの認定許可を持つスタッフが遺品整理を行っています。

大きな特徴はわかりやすい料金体系で、見積もり額には仕分け・養生・梱包・搬出・廃棄・簡易清掃・人件費がすべて含まれています。

後から追加料金が発生しない点が安心できますね。

もちろん見積もりや相談は無料なので、詳しい内訳を知りたい場合は納得いくまで聞いてみましょう。

生前整理や介護施設への入居に伴う家財道具の整理・処分なども対応しています。

死亡後の遺品整理だけでなく、親の高齢化に直面してお困りの方の力になってくれる心強い存在だと言えるでしょう。

  • 会社名:株式会社北陸遺品整理
  • 所在地:〒910-0125 福井県福井市石盛1丁目509番地
  • 対応エリア:福井県
  • 受付時間:8:00~20:00 年中無休
  • 電話番号:0776-76-3268
  • 会社詳細ページ:https://hokuriku-ihin.com/

【北海道エリア】株式会社ピースクリーン

株式会社ピースクリーン

株式会社ピースクリーンは札幌市を中心に北海道の各地で遺品整理や特殊清掃、片付けなどを行っています。

ビルやマンションの清掃の仕事も多く行っている清掃のプロ集団です。

遺品整理士の資格を持つスタッフが相談から対応まで担当。

一般的な遺品整理から孤独死などの特殊清掃まで幅広く請け負っているのが特徴です。

また、下請けを通さず、すべて自社スタッフが業務に当たるのでリーズナブルな価格で対応可能なところもうれしいポイント!

最近では終活のための生前整理の依頼も増えています。

実家の北海道になかなか帰れないといった遠方に住む親族からの相談も可能なので、遠慮せずに聞いてみましょう。

  • 会社名:株式会社ピースクリーン
  • 所在地:〒065-0026 北海道札幌市東区北26条東7丁目3-12
  • 対応エリア:北海道(一部エリアを除く)
  • 受付時間:8:00~17:00 (日曜日定休)
  • 電話番号:011-712-0090
  • 会社詳細ページ:https://peaceclean.net/

まとめ

今回の記事では、実家の遺品整理についてお伝えしました。

遺品整理には、相続が大きく関わってくるため、まずは親族間で十分に話し合いを行うことが大切です。

特に、遺品整理すると相続放棄できなくなる場合も多いので注意してください。

遺品整理は相続トラブルの原因となるので、相続人一人での遺品整理は避けたほうがいいでしょう。

遺品整理業者に依頼すると、遺品整理に第三者が介入するためトラブルになりにくいです。

遺品整理の相談や見積もりは無料の場合が多いので、遺品整理が大変だと感じたら気軽に業者に相談してみましょう

見積もりによっておおよその費用が分かるので、実際に遺品整理業者に依頼するかどうかの判断材料にできます。

遺品整理は想像以上に労力と時間がかかりますので、遺品整理を負担に感じたら遺品整理業者の利用を検討してみましょう。

監修者鈴木 亮太(すーさん)

経歴
公益社団法人日本ペストコントロール協会 ペストコントロール技能師
3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
日刊SPA!
bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video

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