
家を片付けたくても時間がないと、業者に依頼したいですよね。
片付け業者の依頼費用は、部屋の大きさにもよりますが1Kで3万〜8万円ほどかかります。
立会いなしでの作業や不要品買取をお願いできる業者もあり、忙しい人でもスムーズな片付けができておすすめです。
この記事では、家の片付けを業者に依頼できる内容や費用を分かりやすく解説します。
片付け業者の選び方や依頼するメリットも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
1.何が依頼できる?家の片付け業者が請け負っている内容
「片付け業者にはどのような作業を依頼できるのだろう」と疑問に思いますよね。
片付け業者には、ゴミの処理やゴミが増えすぎて起こる問題を依頼できます。
具体的な内容は、以下の5つです。
ごみ処理 | ゴミの回収と適切な処分 |
---|---|
不用品回収 | 家電や家具などの不用品の買い取り |
害虫駆除 | 殺虫剤による害虫の駆除 |
異臭除去 | 専用の殺菌消臭剤による異臭の除去 |
原状回復 | 臭いや汚れを取り除くための床や壁の工事 |
家を効率的に片付けたい人や、すでにゴミが原因で害虫などの問題が起こっている場合は、プロの片付け業者を検討しましょう。
2.いくらかかる?家の片付けを業者に依頼してかかる費用
家の片付けを業者に依頼すると、どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
家の片付けを業者に依頼すると、1LDKで7万円〜27万円程度になります。
業者によって費用に差があるため、何社か見積もりを比較してから依頼することをおすすめします。
ここからは家の片付けを業者に依頼してかかる具体的な費用や内訳について解説するので、家の片付けを業者に依頼したい人は参考にしてください。
費用の相場
家の片付けをすべて業者に依頼すると、簡単なものなら約3万円から、すごく大掛かりになると70万円以上かかることがあります。
間取りや作業人数によって費用の相場も異なるので、以下の表を参考にしてください。
間取り | 作業人数 | 費用相場 |
---|---|---|
1K〜1R | 1〜2名 | 30,000〜80,000円 |
1DK〜3LDK | 3〜8名 | 50,000〜500,000円 |
4LDK | 4名〜 | 220,000〜700,000円 |
ゴミを運ぶトラックの大きさによって、別途次のような料金が発生する場合もあります。
軽トラック | 1台あたり30,000〜45,000円 |
---|---|
2トントラック | 1台あたり50,000〜90,000円 |
もちろん片付け業者によって料金体系が違うため、事前の確認も注意して行いましょう。
費用の内訳
家の片付けを業者に依頼してかかる費用の内訳は、以下の3つの要素によって決まります。
- 間取り
- 作業人数
- トラックの大きさ
ゴミが多かったり家が広かったりすると、必然的に作業量が増えて費用負担は大きくなりやすいです。
また片付けるものの量や大きさによっても費用は異なり、現場の状況次第で上下する可能性があります。
そのため、まずは事前に見積もりを依頼し、業者に家を片付けてもらうときの概算を確認しましょう。
3.費用を抑えたい!片付け業者の費用を安くする方法4つ
片付け業者の依頼費用を安くしたいなら、以下の4つの方法を実践しましょう。
- 繁忙期を避ける
- 2社以上見積もりを取って比較する
- ある程度荷物やゴミをまとめて交渉する
- 不用品を買取に出す
詳しく紹介するので、お得に依頼したい人は参考にしてください。
方法1.繁忙期を避ける
繁忙期を避けて依頼することで、費用が安くなる可能性があります。
繁忙期に申し込むと、割引されなかったり特別料金が発生したりするかもしれません。
できるだけ避けるべき繁忙期は、以下の通りです。
- 新生活が始まる3月・4月
- 暑さで異臭が発生しやすい7月〜9月
- 年末の片付けに向けた12月
費用を安くしたい人は、タイミングが来たら後回しにせず、業者に依頼をしましょう。
方法2.2社以上見積もりを取って比較する
費用の妥当性を確認するため、2社以上の見積もりを比較しましょう。
初めて依頼する場合、1社だけでは費用の相場や内訳が適切であるか判断するのは難しいです。
複数の業者から見積もりを取ることで、費用の相場を知れます。
あまりにも高すぎたり安すぎたりする業者は、悪徳業者かもしれないので気をつけてください。
費用の比較をして、見積もりの内訳や内容に納得した業者に依頼しましょう。
方法3.ある程度荷物やゴミをまとめて交渉する
事前に家の荷物やゴミを自分でまとめておくと、費用を安くしてもらえることもあります。
なぜなら片付け業者の作業工数が減り、人件費を抑えられるからです。
見積もり依頼をするタイミングで「荷物やゴミをまとめておくから安くしてほしい」と交渉してみましょう。
さらに、現場できれいにまとめている様子を見せながら交渉するのもおすすめです。
方法4.不用品を買取に出す
不用品を売却して出た利益は、そのまま片付け業者の費用に充てることが可能です。
そのため不用品を買取に出すことで、掃除の費用を安くすることができます。
例えば、以下のような不用品は買取に出せます。
- 家具
- 家電
- 着物
- 骨董品
- ブランド品
片付け業者に不用品の買取を依頼すれば、片付けながら売却できて効率的です。
時間や体力がある人はリサイクルショップやフリマアプリなどを利用して買取に出し、効率的に片付けたい人は片付け業者に依頼しましょう。
4.何がよい?家の片付けを業者に依頼するメリット3つ
業者に依頼してお金がかかるなら、自分で片付けようと考える人もいますよね。
しかし、家の片付けを業者に依頼したほうがよいケースもあります。
実際に家の片付けを業者に依頼するメリットは、以下の3つです。
- 作業効率がよい
- 必要・不要な物の仕分けを依頼できる
- 曜日に関係なく依頼できる
時間や体力的に自分で片付けられない人は、業者に依頼したほうがよいでしょう。
ここで紹介するメリットを参考に、業者に片付けを依頼するべきか判断してください。
メリット1.作業効率がよい
家を業者に片付けてもらうと作業効率がよく、あっという間に家が片付きます。
片付けのプロである業者は、短い時間で早く終わらせる方法を知っているからです。
また重たいゴミや家具などを運んでくれるので、高齢者や女性では片付けられない物もお任せできます。
もちろん、片付けで出たゴミも業者が持って行ってくれるため、時間や労力はかかりません。
短時間で家が片付いていくため、お金をかける価値はあると言えるでしょう。
メリット2.必要・不要な物の仕分けを依頼できる
家の片付け業者に依頼すれば、物の仕分けもお願いできます。
見積もりを取るときに残してほしいものを伝えておけば、そのとおりに物を分けてくれます。
これにより、必要なものだけを残しながら家をすっきりさせられ、単に片付けるだけでなく断捨離も同時に可能なのです。
メリット3.曜日に関係なく依頼できる
片付け業者は曜日に関係なく依頼でき、すべての不用品を回収してもらえます。
自分で家を片付けると、資源ごとにゴミの回収日が異なるため当日捨てられないものが出ることがあります。
すると回収日まで家にゴミを置いておかなければならず、なかなか完全に片付きません。
また遠方から片付けに行く場合、曜日ごとに足を運んでゴミの処分をする必要があります。
業者に依頼すれば、その日のうちに不用品がなくなるためスッキリできます。
5.どう選ぶ?家の片付け業者の選び方
片付けを業者に依頼したいと思っても、業者が多すぎて選べないと悩む人もいるでしょう。
なかには悪徳業者もいるため、慎重に業者を選ぶべきです。
片付け業者を選ぶときは、以下の4つのポイントを参考にしてください。
- 会社の口コミや実績を確認する
- 資格を持っている業者か確認する
- 出張見積もりに対応している業者を選ぶ
- 清掃や消臭までしてくれる業者を選ぶ
正式な依頼をする前にポイントを確認し、信頼できる業者を選びましょう。
選び方1.会社の口コミや実績を確認する
片付け業者を選ぶときは、会社の口コミや実績などの情報を確認しましょう。
あまり情報が公開されていなければ、信頼できない片付け業者の可能性があります。
また業者の公式サイトや口コミサイトから、実績や口コミなどの情報を確認できます。
直感的に「丁寧にやってくれそう」「実績が豊富そう」と感じられるかを確認し、信頼できるか判断しましょう。
選び方2.資格を持っている業者か確認する
片付けに関する資格や許可証を持っている片付け業者を選びましょう。
主に、以下の2つの資格と許可証を持っているか確認してください。
- 一般廃棄物収集運搬許可証
- 古物商
一般廃棄物収集運搬許可証は、適切にゴミの処分するために必要な許可証です。
この許可証を持っていないと、不法投棄や不適切なゴミの処理をする可能性があります。
不法投棄された場合の責任は、事業者ではなく依頼者にあります。
そのため、業者が許可証を持っているか必ず確認してください。
ただし許可証を持っていない業者でも、許可を持つ業者にゴミの処分を委託することは可能です。
委託している場合、委託先や連携業者が公式サイトに記載されているため、確認しましょう。
また古物商は、中古品の売買に必要な資格です。
買取業務を行うために必要な資格のため、中古品の買取を依頼したいなら確認しておきましょう。
選び方3.出張見積もりに対応している業者を選ぶ
家の片付け業者は、出張見積もりに対応しているところを選びましょう。
出張見積もりとは、片付けて欲しい家を見て実際の作業量を確認したうえで見積もりを作成する方法です。
なかには電話見積もりやLINEで見積もりを取れる業者もいます。
しかし、部屋の状況を詳細に確認できないので大雑把な料金になったり、不適切な料金を請求されたりする恐れがあります。
出張見積もりは無料で対応している業者もあれば、有料の業者もあるので事前に確認しておきましょう。
正確な見積もりを出してもらい、不当な追加料金の請求を防止するためにも、出張見積もりをしてくれる業者が安心です。
選び方4.清掃や消臭までしてくれる業者を選ぶ
清掃や消臭までしてくれる業者を選びましょう。
ゴミを片付けたあとは、今まで気づかなかった汚れや臭いが目に付くようになります。
そうなったときのために、清掃や消臭までしてくれる業者を選んでおけば安心です。
また家を売却する予定の人は、汚れや臭いが付いていると買い取ってもらえない可能性もあります。
その場合は、清掃や消臭まで対応している業者に依頼したほうがいいでしょう。
6.家の片付けを業者に依頼するのは恥ずかしくない!
家の片付けを業者に依頼するとき、「近隣住民にバレたくない」「業者に部屋を見られるのが恥ずかしい」と感じる人も多いですよね。
しかし、家の片付けを業者に依頼することは恥ずかしいことではありません。
自分の現状を変えるために、片付けようと努力することは素晴らしいことです。
部屋がスッキリすれば、自分はもちろん周囲の人も異臭や害虫の居る環境から解放されて安心するでしょう。
また片付け業者は散らかった部屋に慣れているので、何も気にせず作業してくれます。
周囲に知られたくない場合は、音を出さないように気をつけたり、何をしているのか尋ねられときも「引っ越しです」と対応したりするので問題ありません。
近隣住民の配慮もしますので、安心して依頼してください。
まとめ
家の片付けに悩んでいるのであれば、プロの業者に依頼しましょう。
片付け業者に依頼できる内容は、以下の5つです。
ごみ処理 | ゴミの回収と適切な処分 |
---|---|
不用品回収 | 家電や家具などの不用品の買い取り |
害虫駆除 | 殺虫剤により害虫の駆除 |
異臭除去 | 専用の殺菌消臭剤による異臭の除去 |
原状回復 | 臭いや汚れを取り除くための床や壁の工事 |
お部屋の大きさが1DK〜3LDK(25㎡〜70㎡)の場合、相場は5万〜50万円ほどです。
時間や体力のない人は、片付け業者に依頼することで効率的に片付けられるでしょう。

監修者鈴木 亮太(すーさん)
▶経歴
・公益社団法人日本ペストコントロール協会 ペストコントロール技能師
・3,000件以上の孤独死案件に携わる
▶メディア出演
・「ABEMA 変わる報道番組 #アベプラ【公式】」ABEMA
・「田村淳の地上波ではダメ!絶対!」BSスカパー
・日刊SPA!
・bizSPA!フレッシュ
・「Channel恐怖」Aamzon prime video